ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ついにイベント4日目

 朝起きると一番に空を見る。おっ!陽が差しているじゃないか!8月最終日曜日としては文句の付け所のない、晴天!
 朝から与謝野某のぼそぼそ話を聞いている場合じゃない。身支度を手早くすませて勇躍現場へ。とはいえ、もしものことがあるといけないから、着替えなんて二枚も持っている。それもズボンまで含めてである。しかも折りたたみ傘ももちろん準備。多分、この準備万端がいけなかったのかもなぁ、とわかるまでにずいぶんと時間がかかった。
 なぁんの問題もなく始まり、暑い暑い!「熱中症に気をつけましょう!」なんていったりして。一組ドタキャンありで、繰り上げてあと二組、というところに来て、サウンドチェックも無事に終了か、というところでなんとまたもや降雨。お天気レーダーをチェックしていただくとなんと雷雲が来ているぞという話。とうとう二組(Yukie & Laser RacerとSomething)を残して中止の憂き目に。あぁ、残念なり。今年はこういう年なんだろうか。
 TPOCのお二人も元気そうに忙しい日々を送っておられるようで、あの爽やかな歌声をまた楽しませていただいた。あの雰囲気はとても素晴らしい。是非とも多くの方に聴いていただきたい。ネットテレビ「ニンニンちくび(http://2219.jp/)」に彼らが出演していることをご案内する。しかし、「ネットテレビ、ニンニンちくびに出演」とご紹介すると横沢君が「2219です!」と訂正。残念ながらステージは逆光状況で写真がうまく撮れていない。どうも客席に似たような方がいるんだけれど、と思っていたら、なんとSala's BankのBankさんだったようで後ほどお二人でお見えになった。Bankさんは私の紹介を聴いてわざわざ雷門のヨーロー堂までいかれてTPOCのCD「Chocolate on the Rock」を入手されたのだそうだ。
 今年は客席の中に何人もの外国人の人を見た。この界隈も昔に比べると本当に外国人の人が増えた。しかし、外国人を見るとなぜかすぐに英語で話しかけるのは直らない。相手が英語がわかるのか、わからないのかもわからないのに、そして日本語がわかるのかわからないのかもわからないというのに、なのが私の無意識のうちの間違いなんである。
 タバコの自販機にコインを入れては戻ってくるものだから、隣の自販機に入れてはまた戻ってくるという行為を続けている若者を見て、思わず英語で「英語か日本語がわかるか?」と聞いている自分に気がつく。日本語で聴けばよいのである。でまた日本語で聴く。向こうは反応しない。つまり両方ともわからないのだ。こういう人と遭遇してももうおかしくない社会になっている。そしてこの愚かな私はその人に対してなぜか英語でこの自販機で買うにはカードがいるんだ、だからそこの窓口で買えと教えてしまった。彼はありがとうも何もいわずにその窓口で買う。私は彼と言葉でコミュニケイトできなかったことに挫折感を味わいながらその場を去った。
 イベント会場で頑張っていたのは東京海洋大(旧東京商船大+東京水産大)の端艇部である。一時間に一回、ご希望のお客さんにひとりひとりライフジャケットを着て貰い、カッターの前後に乗せて一漕ぎするというもの。できれば私も乗せて貰いたかった。部員は必ずしも男性ではなくて、何人かの女性部員もいる。良く体育会系に見るマネージャー的存在なのかと思ったら、立派に漕いでいるのには驚いた。根性あるなぁ〜!ちゃんと教官の方も来られていたみたいで、昨日の様子をウェブ上に何か書いていないとかウェブサイトを見に行ったけれど、何もアップされていない。
 私は自分が神奈川県生まれで東京在住者で、基本的に自分の身についた(というのが適切だろうか)訛りがない。ほんのわずかに延べにして8年暮らした静岡の清水での方言を聞き分けられる程度である。今その通りに喋ってみろと言われると多分難しい。だから、訛りを持っている人が羨ましい。なにしろ、そのイントネーション、あるいはちょろっとしたアクセントの置き方で肝胆相照らしちゃったりできるのである。この日の出演者の中にもTPOCは思いっきり山形イントネーションである。特にSolaちゃんには顕著。そしてそこがまた良い。エキサイティングぶっちゃけ集団「東京ハウリングレコード」のサックスはこれまた羨ましいことに関西訛りを持っている。そういえば写真の「覆面☆食堂」は千葉出身だけれど、あんまり感じない。