ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

演説

 日本国内では英語ができないことはごく当たり前のことで、下手でも良いから、日本訛りでも良いから語ることができれば、それで合格の様な雰囲気がある。ほら、インドやパキスタン系の人たちだって、ものすごい訛りがあるけれど、平気で喋っているじゃないか、中国人だって、独特の訛りがある。スペイン系の人たちだったら巻き舌ぺろぺろじゃないかという。それでも通じているじゃないかと。
 ところが非常に残念なことに、日本人の訛りは、それを語る人たちがあまりにも少ないために理解されない。多分日本人訛りだって圧倒的な多数の人たちがそれを駆使したら通じる様になるのかも知れない。
 その上、それがぽつり、ぽつりと語尾がはっきりしない状態で読まれたら、それはそれはもう大層聞きにくい、というか、もうほとんど睡眠薬の役割しか果たさないという結果に陥る。
 私も某弱小学会で小論を発表したことがあるけれど、ほとんど受けなかったのは多分面白くなかったからだろう。練習は随分した。何しろ門外漢の材料を使って仕事の一環として書いた論文だったから、身が入らない。それでもその日の雨模様について初っぱなにジョークを咄嗟に入れて、ものの見事に滑った。
 一国の首相が満足にできないことがわかっていたのだから、日本語で同時通訳を付けてやる方が良かった。あの場にその設備がないのだったら、止めておけば良かった。そうすれば、日本がまったくの米国の言いなりになる国家なんだと宣言することもなかった。
 彼は本当に史上最悪の首相だといって良い。
 「英語が高校生以下だ」とネットで書き込んだら炎上しちゃった民主党議員のツイッターがあるんだそうで、もはや言論封殺、全体主義に堕しちまったってことだ。あぁ、いやだ、いやだ。