ほぼ足りてまだ欲 その先

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発音

 今になって各国の訛りのある発音が普通に認識されるようになってきた。私が中学3年から高校3年まで行っていた英語の塾では発音はとても厳しく指導され、「NO」ひとつとってもとことん指導された。ちゃんと発音できるまで座らせてもらえなかった。おかげで今でも(あ、もうだいぶん錆び付いてきたか・・)時々、ネイティブな人から、アメリカにどれくらい暮らしていたのかと聞かれることがある。アメリカには長くても二ヶ月半しかいたことはない。しかし、高校の授業で「このペイジを読め」と言われたときに、そうした発音で読むと、「キザだ」とか「偉そうに」と言われるので、わざと日本風に読んだ。こういうことを言うと逆に「いやらしい」といわれそうだけれど、あの頃の高校で、塾で訓練されたように発音をしたら、浮いただろう。
 しかし、今はもうかなりな固有の発音で喋っても、ほとんどの人はそれをそのまま受け入れようとする。最も受け入れないのはネイティブの連中だ。彼らは彼らの発音でないと、発想ができない。「あ、ひょっとしてこれのことだな」と瞬時に解釈することができない。きょとんとしていて、しばらく経ってから「あ、そうか、これか!」と気が付く。
 移民がどんどん入ってくる地域ではどんどん、守備範囲を広げていかないと、ついていけない。