昨日40年近く振りに出会った学生時代の同級生が「駆逐艦・雷」の話をした。私は全く知らなかったのでそれは何だと聞くと、海兵で鈴木貫太郎の教えを受けた工藤俊作の話だった。時々日本海軍の話としてこの種の話を聞くことがある。これは1998年5月に天皇が英国訪問するという時にサムエル・フォール卿がタイムズに投稿した話が元であるらしい。
時は1942年2月にスラバヤ沖海戦で沈没した英国艦船から漂流した英国将兵を拾い上げ、「Be my guest」と演説したのがその工藤俊作という駆逐艦・雷の艦長だったという。
この話の投稿で、天皇訪問に対する退役軍人を中心とした批判がそれまでに比べてトーンが下がったといわれているようだ。
私はその救助された4百数十人の英国将兵はその後どうなったのかと思って検索したら、こちらにその顛末を見つけ、赤十字船に渡されたことを知った。
敵兵を救助せよ!―英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長
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