ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

やられた

 BurnieからPenguinという街を通る。10年前に来たときはHighwayをそのまま走ってしまったので、今度はHighwayから外れて海岸線をゆっくりと走る。この間海岸線には線路が走り、その横をローカル道路がずっと沿って走っている。そしてそれが皆春の花が満開で美しいことこの上ない。家々も皆美しく花を咲かせている。かつてはそんなことも知らずに1号線を突っ走った。
 Ulverstonの街から1号線のHighwayに戻り、そのままDevenportの街中による。ここには確かモールがあったはずでそこに向かおうとinformationマークをまず探して走るとメルボルンとこの街の間を結んでいるフェリーのSpirit of Tasmaniaが停泊している。
 Visitor Centreのすぐ横がパブリック・パーキングになっているが裏のモールに行くにはもう少しモール近くの通りに車を駐めようと走らせるとまさに白い枠のところがあいていた。
 そこに車をおいてモールを歩くとモールの向こうに「Noodle Box」と書いた看板が見えてきた。そうそう、中心街ではなくて、ちょっと外れたところにこうしたチャイニーズ系はあるものだ。どうやらこの店はフランチャイズ・チェーンらしくてこんな具合の店は5年前にNorth Hobartの街中でも見たような気がする。中華鍋をかちゃかちゃ鳴らしていてなかなかその気になりそうだ。調理しているのはアジア人で注文を聞いては小さなステンレス製の器に炒める具材と調味料を入れるのはオージーの女性である。バットにわざわざ大きなプラスティック・バッグからもやしを移し、白い大きなプラスティック製のペール缶のようなものを取り出したから、なにが入ってんだろうと思ったら刻んだチャーシューである。多分こういう形で具材が本部から届けられるんじゃないだろうか。2-3日チャイニーズを食べていなかったので嬉しかったなぁ。帰り際に調理をしていたアジア人に挨拶をして出てきたけれど、彼は私を何人だと思っただろうか。
 Pharmacyに入って「Natural Instinct」の保湿剤を入手。本当はBody Lotionが欲しかったけれど、大きなものしかなくて、さすがにそれを持っては歩けない。
 で、車に戻ってくるとフロントウィンドウに何かビラのようなものが貼り付いている。実は走り出してからそれがぶるぶるするので気がついたのだった。よく見るとDevonport City Councilの駐車禁止警告書である。「Visitorとしての最初の違反なので払わなくても良いですが、警告します」と書いてある。あぁ、良かった!セーフだ。ところがその後である。
 Launcestonについてまた街中に出て行った。今度は通りではなくてPublic Parkingと書いてあるところを見つけた。ゲートもなにもない。無料に違いない。ホバート以外でタスマニアではこんな大きな街を見たことがない。随分大したものだ。本屋に行ってゆっくり本をためつすがめつして戻ってくると、やや、またなんか貼りつけてある。今度は赤いテープでついている。「Payment Notice & Tax Invoice」を書いてある。やや、今度は本物だ。「この車は有効なヴァウチャーやパスを表示していません」によってなんと50ドルの罰金である。凄いなぁ、あっという間に50ドルである。よくみると「払わなくて良い車はありません」と書いた表示がしてある。悔しくて写真に撮ってくるのを忘れた。
 そしてまたよく見ると12月20日までに払えば20ドルに負けてやるとも書いてある。しかもだ、郵便局(全国どこでも良い)で払う、電話して払う、郵便でパーソナル・チェックを送る、またはネット上でVISAかMasterだったら払うことができるというのである。有無をいわせないというのが凄いし、早く払えばまけてくれちゃうというのも凄い。かつてはレンタ・カーではすっとぼければ終わるという話もあったからそうしてみようかという気持ちも浮かんだが、ついてもいない傷について払えというのが常套手段の豪州の一流レンタカー屋のことだから確実にふっかけてくるだろうと思う。
 がっくり来て数ブロック離れたColesというスーパーを見に行った帰りにPrincess Parkの周りに教会が三軒集まっているのを見て写真を撮ろうと車を駐めると、そこにもVoucher Machineがあったので、今度こそやばいぞと1時間分の1.10ドルを放り込む。そこに40歳がらみの男が通りかかっていう。「16:30を過ぎたらと週末は金入れなくて良いんだよ!」というのだ。あぁ、なんということだ。今日は駐車場にしてやられている。