ほぼ足りてまだ欲 その先

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恥ずかしながら知らなかった

 第二次世界大戦、アジア太平洋戦争が終結して、連合国はニュルンベルグ裁判を開いてナチス・ドイツを裁き、極東国際軍事裁判を開いて日本を、裁いた。そこまでは知っている。
 ところで三国軍事同盟の一角、イタリアはどうなったのか、とぽつんと訊かれて、はたと止まってしまった。聞いたことがなかった。そりゃそうだ、おかしいじゃないか。ゲーリングたちの被告席の様子をどんなフィルムを見たのか知らないが、見た記憶はあるが、元イタリア軍の将校が裁判の被告席にいるのを見た記憶は全くない。
 イタリアが降伏したのは1943年9月3日、ムッソリーニがスイスへの逃亡途上で捕まってパルチザンに処刑されたのは1945年4月27日のことで、随分長い間逃げ回ったことだろう。
 イタリアは1943年9月8日に臨時政府が連合国との間で休戦協定を結び、翌月にはドイツに対して宣戦を布告したのである。従って第二次世界大戦終結を向かえたとき、イタリアは連合国の一員だったというのである。
 それにしてもイタリア・パルチザン政府はムッソリーニを中心とするファシスト集団に対して如何なる精算をしたのだろうか。
 今までなんの関心も持たなかったのが、嘘のようだ。