出演者は少ないのに、時間は4時間。途中でプロのビデオ撮りを含む歌。その後はプロダクションに属してメジャーになるのを虎視眈々と狙っている三人のアーティスト。しかし、私にとっては打ち込みで唄うのはスリルがないのが気に入らないのだ。生楽器のバックというのはそこにその時の演奏者の思いが出る。それが面白い。
アマチュアながら60年代から70年代にかけてのいわゆるフォークロック路線の若者が気にかかる。打ち上げで話を聴くと、彼らはその時代のその雰囲気を狙っているわけではないのがわかって驚く。だったらそのまま行った方が良い、と勝手にいう。意識してそうなっているんだとしたら「やめちゃえ、おじさんの方がツボを心得ているぞ」といおうとしたんだけれど、それがわからずにここに来ているんだったとしたらそれはそれで、その路線を極めてみた方が良い。実は「TURN TURN TURN」を私に思わせたのだった。若いというのは面白い。
次回のこの場所でのライブは7月20日。月曜日だけれど海の記念日で休み。そんな日にはわざわざ銀座には来ないか。
