ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

矢沢永吉

 昨日は東京ドームで矢沢永吉のコンサートがあったんだってのがひょんな案配でわかって、あぁ、なるほどぉ〜とぽんと膝を打った。
 というのはその昨日のことなんだけれど、私は新宿に行くのにつくばエキスプレスに乗った。新御徒町大江戸線に乗り換える。そのつくばエキスプレスに乗ろうとすると、扉の真ん中に白いズボンに黒いT-shirtを着た20代後半と覚しき若者が立っている。乗るのに邪魔で、なんだこいつはと思った。するとその横にその若者にそっくりな40代後半と覚しき男が立っている。一見して親子だとわかるのだけれど、その親父の方も何となくリーゼントっぽい頭をしている。
 その父親の方もT-shirtを着ている。よく見ると二人のT-shirtにはE.YAZAWAとロゴが入っているのだ。そして白いズボンをはいている若者が手にしているものは背中に大きく「永」の時が刺繍してある白い上着だった。「吉」まで刺繍してあるのかどうかはわからなかった。
 私は矢沢永吉のことが好きではないから全くなんの興味もないけれど、こういう人たちがたくさんいてそういう人たちが矢沢コングロマリット(そんなのあるのかどうか知らないけれど)を支えているんだなぁ、と思い至った。
 SONYやらビール会社やらが彼をコマーシャルに起用しているのをよく見るけれど、汚いおやじが出てくるコマーシャルはあんまり好きになれない。あのビールを買ってみようという気にもならない。代理店もさることながらそれぞれの宣伝部の気持ちがわからない。ファンの正反対にいるものなんてそんなもんだ。昔から「芸能人だったら誰みたいな人が好きですか?」と聞かれて「現実感がないから芸能人なんて好き嫌いなんて思うこともない」と答えてきた。
 午後になってテレビを見ていたら南こうせつの野外ライブを中継していた。そこに出てきたのは松山千春だった。すぐにチャンネルを変えた。うるさい。その上、えらそうにするしね。何をいってやがると気に入らない。なんでいつでも上から目線なんだ。客に向かって「おまえら」ってなんだよ。そんなんでへらへら喜ぶ奴も悪い。