ほぼ足りてまだ欲 その先

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河野太郎

 彼は今回の総裁選は本気だ。いや、そんなことをいったら毎回本気だというのかも知れないけれど、これまでの自民党の腐ったところを本当に指摘していこうと考えているらしい。昨日の日本記者クラブの会見でも「全員野球には反対だ。悪しき体質を引きずってきた人をベンチに入れるべきではない」とまで発言したんだそうだ。街頭演説をマメにやっているらしい。
 西村は若手の票を分断するために出たといわれていることについて「私の推薦人に失礼だ」といったそうだけれど、もし、そうした意図の元に推薦人が割り当てられていたのだとしたら失礼もへったくれもない。あんまりジャスト・ミートで打ち返したクリーンヒットにはならなかった。
 いずれにしろ、谷垣が総裁になって今まで通りのことをやっていく自民党が来年の参議院でひっくり返せるような状況を作り出せるとはとても思えないんだけれど、自民党内では本当にこれでやっていけると思っているのだろうか。
 じゃ、どうするんだ、ということになるけれど、河野太郎がいっているように、民主党が(いつからそうなったんだっけ?という疑問があるけれど)「大きな政府、大きな社会保障、大きな負担」でいくんだったら、これまで自民党が作ってきた「小さな政府」でやっていくんだという路線を特徴付け、それに向かって本気になってやる人たちに舵取りを任せることができるのだとしたら、民主党政権に対するカウンターパートになり得るだろう。それが国民の支持を受けるかどうかといったら難しいかも知れないけれど。そうでもしなくちゃ特徴が出ない。(河野は社会保障は拡げていくしかないだろうとしているけれど。)
 しかし、森、伊吹、町村、中川あたりがそのままこれまでのまんまでやっていこうとするのであれば、来年の参議院議員選挙でまた総裁が交代という図柄が待っているような気がする。