平野博文官房長官は10日の衆院議院運営委員会理事会で、国家公務員の天下りをあっせんする「府省庁」について、閣僚、副大臣など政務三役や官僚OBは該当しないとの見解を表明した。独立行政法人に再就職した官僚OBが後輩に再就職をあっせんする事例は天下りに該当しないことになり、自民党は「ご都合主義的な見解だ」と反発を強めている。(毎日新聞 2009年11月11日 東京朝刊)
バカなことをいうな。官僚のトップが巡り巡ってやってくるところはどうでも良いといっているとしか思えない。なんでそこだけを例外扱いするのか。
この内閣が始まった時に平野が記者クラブの規制を振り回した時からどうもおかしな具合だなぁと思っていたけれど、この天下りをいい加減でずるずるにしてしまおうという動きは、そもそも亀井静香の日本郵政人事から始まっている。70代を取りそろえた会社人事なんて本当に日本郵政を全国レベルで満足なサービスを提供するために組み直そうとしている動きとは受け止めかねる。大体の話が曾野綾子なんかをそんなポジションに持ってきて、昔の話で出ています役員会をやっている場合じゃない。
それでなくても会計的に非常に問題を抱えている総理大臣だというだけでかなり苦しいところにいるにもかかわらず亀井静香、そして居直りを決め込もうとする平野博文の存在はこの内閣のアキレス腱であり、下手をすると短命に終わりかねない。
下がっても60%台の支持率を確保している間にこの辺をきちんと始末しておかないと民意が離れるぞ。