ほぼ足りてまだ欲 その先

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風雲急

 国民新党自見庄三郎下地幹郎はな、なんと亀井静香代表と亀井亜紀子政調会長を解任しちゃった。民間企業で役員会の席上動議を持ち出して代表取締役社長を解任した、という話は時として聞いたことがあるけれど、政党での代表解任という話は聞いたことがない。普通だったら党を割るってことだろう。どう考えても国民新党というのは郵政改革反対派が自民党を割ってできた政党だから、その点で亀井静香が反政党行動をしたというのであれば理解ができるような気がするけれど、どう考えても連立政権に組んでいる民主党は郵政改革に手をつけるのかどうか見えていないが消費税増税には邁進している。
 私は亀井静香民主党の消費税増税に反対している論理は理解ができる。むしろ自見、下地が意地でも「与党」に未練たっぷりで反旗を翻しているとしか見えない。与党というスタンスに残りたいだけ。
 民主党鳩山由紀夫元首相がイランに行くといっている。一体何をしに、どういう立場で行くのかというので大騒ぎだ。どうもあの人は訳がわからない。彼が行くことによってイランが核兵器の開発をやめるというのか。彼らは太平洋戦争にまっしぐらだった大日本帝国と同じように核兵器開発にまっしぐらで、「他の奴らが持っているのに、我らが持って行けない理由はないぞぉ!」という論理ではどんなことがあっても進んでいってしまう。核兵器を持たない、軍装備をしないという論理は、真に人権を慮ったスタンスに立たない限り、持ちようがない。「あいつらがやっているから」とか「そんなことなら俺だって」というスタンスに立ったらどこまでも突き進むことになってしまうのだ。
 だから、第9条を備えている私たちの「日本国憲法」は崇高な思想の下にある。これを鼻先でせせら笑って、「押しつけられた憲法だからやめる」んだといっている論理は非常にプリミティブな動物的な論理の中にスパイラルとなって落ち込んでいく。
 このスパイラルの中に自らをおいて酔いしれているイランに鳩山由紀夫は一体何ができると思っているのだろうか。