ほぼ足りてまだ欲 その先

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日豪

 毎年6月には日豪関係を巡るセミナーがふたつ開かれる。ひとつは既に今年で31回目にもなるという日豪合同セミナーという一泊二日の集まり。これは全く民間の人たちが手弁当で開いているそうで、私は数回しか参加したことがないけれど、毎年、八王子の大学セミナーハウスで6月の第一週末に開催されている。初日に5-6の分科会に別れてそれぞれのテーマでプレゼンターの話を聞き質疑を交わす。概ねひとつの分科会の参加者は10名前後なので、距離感を殆ど感じない集まりで、興味のある人にとっては貴重なチャンスである。
 大学セミナーハウスは設立されてからもう既に45年ほど経っており、老朽化は否めないが少ない予算の中から最低限のメンテは施されているようだ。夜はワインを呑みながらの懇親会になり、翌日総括会があって解散になるようだけれど、私は初日の夕食のあとのすぐの集まりまでしか出席したことがないからどんなことになっているのかよく分からない。
 このセミナーには多くの出席者がいて、早く申し込まないと希望の分科会に参加できなかった想い出があって、焦っているのだけれど、サイトではまだ今年の分科会について発表されていないようだ。→ こちら
 もうひとつは毎年6月の第二週末に開かれる「日本オーストラリア学会」の全国研究大会である。こちらは設立されてから20年ちょっとになる。今年は6月12-13日に福島の桜の聖母短期大学福島大学で開かれるそうだ。ライオネル・マースデン、トニ・グリンの生涯を描いた千葉茂樹監督作品「豪日に架ける—愛の鉄道」(1999)という映画が上映されるそうだ。というのは旧ノートルダム修道院は桜の聖母短大のマルグリット・ブールジョワセンターとなっていて、まさしくこの施設は戦時中、主として英国人捕虜の収容施設になっていた、という由来に基づくのだそうだ。
 5 月29 日(土)に上智大学中央図書館でこの学会のシンポで基調講演をされる予定のGay Hawkins(UNSW大)がこちらでも講演をされるという。翌日は福島大学に場所を移し、三つの分科会での発表が予定されている。 → こちら
 できるだけ出席をして興味をつなげていこうと思う。