ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昔の町名

 こちらの方が昔の町名の名残りを捜した散歩というものをしておられて、とても面白い。何が面白いといって今書かれているところが私が通っていた高校の学区内であるものだから、昔のことと直結するからなのだ。それは友達の多くがその界隈に住んでいたということがあるので土地勘も多少残っているからだろう。全く知らない土地の昔話に興味がないというわけではないけれど、やっぱりちょっと覚えていることがある方が面白い。
 こちらでは港区の白金今里町(今の白金台の一部)なんかはこれを読ませて戴くまで思い出しもしなかった名前で、驚いた。明治学院大学がある、あの辺りのことだったと思う。そういえばここに住んでいた高校の同級生に年賀状を書いた時にこの住所を書いたものだった。
 この方のエントリーを見ていると、概ね住居表示がどんどん変わっていったのが昭和40年代前半のようで、この頃私が高校生から大学生になる頃で、行動範囲が拡がっていたことにも関係があるのかもしれない。それにしても人間とは昔のことを本当に忘れてしまっているんだなぁとつくづくがっかりするものなんである。
 12月に入ってからこの方が書かれている町名からピックアップしてみる。

  • 港区:三田小山町:The Wild Onesの鳥塚繁樹の出身地で、実家は確か洗濯屋さん。彼の唄「三田小山町」は1975年の作。彼のライブには良く地元の幼なじみが来ている。
  • 世田谷区:東玉川:今は全く音信が不通になってしまった大学時代の友人がかつて住んでいた街。良く泊まりにいっては、うちの親父になんで帰ってこないと怒鳴られた。そいつのオヤジも怖いオヤジだったがおふくろさんは美人だった。
  • 文京区:真砂町:新派十八番「婦系図」に出てきまさぁね。「真砂町の先生」。今でも真砂町市場なんて書いてあったり。
  • 荏原郡入新井町新井宿:今や山王という町名はめったやたらと拡がっているけれど、ここも山王。中学の時はここも学区だったので、同級生に新井宿の奴はいた。