ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

軽犯罪法違反逮捕!?

 官権は何を考えているのか。渋谷の例の渋谷区がナイキに売り渡してしまった宮下公園のどこにか知らないが、縦2cm横10cmほどの「NO NUKES」と書いただけのシールを貼った青年が私服警官数名を含む制服警官に軽犯罪法違反で逮捕され、しょっぴかれたという事件が4月30日にあったのだそうだ。捕まえやすい個人は簡単に逮捕される。官憲は全く悪びれる様子すらない。こうした検挙を繰り返すことによって一般の人たちはどんどん萎縮していく。小さい積み重ねが最も有効な手段になる。→こちら
 かつて麻生太郎の自宅を消灯に見に行こうじゃないかというイベントを実施した人たちのうちの何人かがあそこの警察に公務執行妨害で持っていかれてしまったことがあった。
 宮下公園は渋谷区がホームレスの人たちを追い出すという目的もあって、命名権をナイキに売るという理由で、スポーツ公園にしてしまうという計画を強行した。ホームレスの人たちに公共の公園を占拠されていて良いのか、という声と共に、とにかく公共の公園としてどんな人でも自由に出入りできるのが公共公園であり、ホームレスの人たちに対しては政策として、他の方法で対応していくべきだという声が上がった。するとナイキと渋谷区の間で協定ができあがったのか、名前をナイキ・パークとすることだけは止めたようである。しかし、すべての人たちを排除して、工事が進んできた。
 その工事が終わって4月30日に宮下公園はオープンしたのだそうだけれど、以前の宮下公園とはまさにかけ離れた形でのオープンとなったそうで、映像を見ると何人もの制服警官、私服警官に守られた、なんとも異例な区設公園のオープンとなった。→ こちら
 公園の入り口にはこの公園の管理強化に反対する人たちがプラカードを持ち、ゼッケンをつけて抗議を行っていたのだけれど、渋谷区はこの人達の入場を阻止。強権に守られた公園というのがこの公園の真の姿である。
 渋谷区って、一体どんな区なんだ?
 こんなことがそのまま許されるという時代に突入していることを認識していかないといけないのだ。

 本当はどんな人でもが、ゆるゆると利用することのできるスペースこそ公共の空間だということができるはずだ。こんなに管理された、警察まで使って管理されすぎた公園なんてものは公共の空間では既にない。明らかにナイキに売り飛ばされてしまった、ということだ。渋谷という地域にはもう既に文化というものが存在しない。ひょっとすると渋谷だけじゃないのか・・。