ほぼ足りてまだ欲 その先

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渋谷区議会

 本日の東京新聞の朝刊に掲載された記事で渋谷区議会に関するものがあった。残念ながらネット上では掲載されていない。
 きっかけはこれだ。

 渋谷区が計画している庁舎建て替えに絡み、9月に欧州を視察した区議4人が(11月)17日、区議会全員協議会で報告し、視察した佐々木弘明区議(無所属渋谷)がドイツの連邦議会議事堂のセキュリティーチェックのやり方について「ナチスガス室のようだった」と話した。出席議員からは「著しく見識を欠いている」などと批判が相次いだ。 (石井紀代美)
 全員協議会で、佐々木区議は、視察団の一行が議事堂の入り口の小部屋で、セキュリティーチェックを受けたことに対し、第二次世界大戦中にナチスドイツがユダヤ人の大量虐殺に使用したガス室になぞらえて報告した。これに対し、出席議員の一部は「そんなこと言っていいのか」と注意した。
 協議会後、佐々木区議は取材に対し、「部屋に一斉に入れられるところが、そういうふうに思えた。不適切だった。取り消します」と話した。
 視察に反対していた共産、民主、会派に所属しない議員らは「実際に悲劇を体験したユダヤ人と、過ちに向き合ってきたドイツ人、両者の感情を逆なでする発言で、許されない。笑いを取ろうと思ったのだろうが、まったく笑えない」と指摘した。
 また、佐々木区議は報告の中で、議事堂内の議場の見学について、三カ月前に外交ルートを通じて申請する必要があったが、間に合わなかったと説明。「ゲルマン民族の頑固さで見られなかった」と発言した。
 議場を見学できなかった点に共産、民主、会派に属さない議員らは「ルールなのに『ゲルマン民族の頑固さ』のせいにするのは人種差別だ」「見学できなかったことは、今日初めて知った。公費を使って何しに行ったのか」と批判した。
 視察には、桑原敏武区長の意を受け、自民党区議2人と無所属クラブ、無所属渋谷から各一人の計4人が参加し、区職員4人も随行。計約700万円をかけ、9月3-10日の日程で、ロンドン、ブリュッセル、ベルリンを訪問した。(東京新聞2014年11月18日 10時05分)

 渋谷といったって区議会議員のレベルの低さは国会議員と同様、実にいい加減なもので、不要な視察にいった挙げ句にこんな程度の歴史観、倫理観しか持っていない。その上、自分たちの準備の失敗をドイツ人の融通のきかなさに押しつけるという、という論理のすり替えで、バカかと思うが、事はこれで済まない。
 今朝の東京新聞の記事によると、12月9日午後からの本会議で、共産党の五十嵐千代子区議が佐々木区議に謝罪をせよという動議を提出。しかし、自民党公明党がこれを否決。事はここで終わるかと思ったら、今度は公明党の栗谷よしひこ区議が先の動議を提出した五十嵐区議に対して、佐々木区議の発言は、幹事長会で協議の中で継続案件にもかかわらず動議をだしたことへの厳重注意動議なるものを提出。自民(7)、公明(5)、無所属クラブ(4)、無所属渋谷(1)がこれを可決したんだというのだ。バカはバカを重ねるのだ。公明党って一体何ものなのか?これでも宗教観を持っているとでもいうのか?動議を提出しちゃいかんといっているわけで、彼らは議会制民主主義を理解できていない。バカなだけじゃなくて、理屈がわかっていない。
 事はこれで終わっていない。
 本会議前の11時過ぎから始まった議会運営委員会が怒号のやりとりになった。自民と公明の議員対共産・民主の議員が大声。議題にするかしないかでもめて、公明党の副議長・沢島英隆議員が、共産党の議員に対し「黙れ、ぶっ殺すぞ」と発言した、しない!
 それをその外で東京新聞の記者がヴォイス・レコーダーで録音した。それをとがめた職員が警官を呼んだ。東京新聞の記事によると警察は何もできずに帰った。しかし、その職員はその後も東京新聞にその録音を消せと迫ったそうだ。
 渋谷区はそれでなくてもろくな事をしてきていない。
 渋谷区の住民はこんなていたらくをご存じなのか。あ、そうか、渋谷区っていうと、アソー・タローも住民だったな。
 今日からはこんな事を書くと特定秘密保護法で検挙かな?