ほぼ足りてまだ欲 その先

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今のうち

 今度の選挙が終わったら、自民党公明党はあっと驚くような具合に国民の表現の自由を制限していこうとし始めるに違いない。もうすでにマスコミは一部を除いて完全に彼らに牛耳られてしまっているから、ほぼ、理想の状態に近づいているのだろうけれど、これから先は多分個人個人の発言、著述、出版といったところに波及してくる可能性がある。多分直接的な立ち入り、というよりも、関係のない理由をつけ、あるいはそれを明白にしないで、拘束するという手段に出る可能性が高い。
 先日の北原みのり、ろくでなし子の逮捕は正にその試金石だったといって良いのではないか。「善良なる」市民は事の本質を理解するよりも先に彼らの逮捕理由を一瞥して、すぐさまそっぽを向き、「それじゃしょうがないんじゃないの?」といって放置するというパターンだろう。彼らが日頃どのような発言をしていたという点についてはマスコミの多くはそれに触れないし、この逮捕自体をほとんどきちんと報じることはない。
 こういうケースはほとんど論じられずに社会から抹殺することが可能だということが証明されれば、このやり方を多用してくることは容易に想像がつく。某県の弁護士会は、この時期に特定秘密保護法に反対するキャンペーンを張るのは公職選挙法に触れる可能性があると指摘されて撤回したというが、弁護士会がこんな脅しに乗っておとなしくなるというのでは一般市民はもっとビビることになりかねない。特定秘密保護法施行の時期に合わせて選挙を持ってきたのはアベシンゾーの勝手なんであって、そんな事知るかい、これはきわめて程度の低い悪法だと主張することが重要なのだ。