気球を使った福島大の観測
研究チームの渡辺明福島大副学長(気象学)は「放出された放射性物質が全球的に拡散していることを示す結果だ。ただ、直ちに地上に落ちてくることはなく、健康に影響はないだろう」としている。
渡辺副学長らは4月15日〜29日、1日1回福島市から気球を上げ、地上から高度約20キロまでの放射線量を観測した。
地表付近で134cpm(cpmは放射線量の単位)だったベータ線は、高度が上がるにつれ減少したが、高度6キロ付近から急上昇。高度8.2キロがピークで506cpmだった。通常は80cpm程度とみられる。
一帯は、大気の下層の対流圏と、より上層の成層圏の境界付近に当たり、原発から放出された放射性物質が、地球を何周も回って広がった可能性があるという。(東京新聞 2011年5月11日 19時14分)
いくら隠しても無駄なんだなぁ、政府も、東電も、霞ヶ関も。