ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

雨でした。

 新宿に行く日だった。朝から霧雨だった。この一粒一粒が放射能に汚染されていると思うと、なんだか出たくない気分でもある。それに朝早く目が覚めてしまったので、眠くてしょうがなかった。地下鉄に乗っている間、ずっと寝ていた。
 帰りの地下鉄で、ひとつ席が空いたのだけれど、隣に立っていた青年が僕に譲ってくれようとしたのだけれど「どうぞ座って。ありがとうね」といって彼に座らせた。なぜかというと彼は隣に立っていながら寝て、膝が「ガクッ」としたのを見たからだ。案の定、彼は座るやいなや頭を膝に抱え込むようにして寝入った。四谷三丁目あたりでその彼の隣があいたから座ったのだけれど、彼は「落ちる」という表現がぴったりな位に寝ていた。昨夜、彼には何があったんだろうか。
 この時期に雨が降ると新緑がみずみずしく綺麗だ。しかし、さっきも書いたように汚染されているかと思うと、なんだかぞっとしない。それでも皆さん、そんなことなんて聴いてもいない、という風で、通り過ぎていく。それはみんながみんな同じように思っていることかも知れない。
 伊勢丹に通りかかったら男物のバーゲンをやっているというのであがった。興味深いものはあったけれど、殆どが私が買える範囲の値段を遙かに超えていて手が出ない。
 「記憶のパールハーバー」という本が興味深い。しかし、高くて手が出ない。そんな本ばかりで、大学の図書館を利用できないのが痛い。
 8,076歩。