ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

お題

今週のお題「雨の日の楽しみ方」
 私が住んでいるのは集合住宅なので、雨の日に窓から下に向かって顔を出すと、頭の後ろから前に向かって雨粒がぽつぽつ、ぽつぽつ、地上にむかって落ちていくのが見える。あとから、あとから、次から次からぽつぽつ、ぽつぽつ落ちてくる。まるで終わることがないかのように、ポツポツ落ちてくる。それをずっと見ている。
 実家を出てからもう既に40年が経つわけだけれど、それ以降日本国内では一戸建ての家に暮らしたことがない。実家の廊下だけがトタン張りの屋根で、雨が降ってくるとそこだけ雨が音を立てる。ぽつん、ぽつんから始まって、ぼつぼつぼつぼつと音が変わっていく。あの頃はその音が夜なんかは大層おどろおどろしい思いを募らせたりしたものだったけれど、それすらが懐かしい。
 今ではアルミサッシの窓を開けてみないとどれほどの降りなのかがわからない。
 そういえば、息子がまだ幼稚園の頃、夏の午後、雨が降ってきたらおじいちゃんのお店に遊びに行っていた奴が、店の前の歩道に大の字になっていたそうで、隣の兄ちゃんが「何をしてるんだよ」と訊ねたら「雨がどこから降ってくるのか見てるんだ」と答えたんだそうだ。そんな話を思い出すのも雨の日との楽しみの一つだったりする。
 「雨の中の私」を絵に描かせるという心理テストの話をしてくれ、私達にもその絵を描かせてくれて、その絵解きをしてくれた藤掛明先生がブログを書いているのを今日初めて知った。(こちら)。