読売新聞の報道に口あんぐり。あ、いやいや、いくら私が読売は偏向していると指摘しているからといって、今回は読売の行動に口あんぐりなのではなくて、その記事が報じている自民党の行動についてである。
テレビ報道を点検し、事実誤認や公平性を欠く内容があれば、局側に抗議したり、放送倫理・番組向上機構（BPO）などの第三者機関に申し立てたりする方針（2011年7月17日09時23分 読売新聞）
これだけ読むと、ごく当たり前のような気がするけれど、自民党がこう云いだしたきっかけは「菅内閣の支持率が著しく低迷しているのにもかかわらず、自民党の支持率が思うように伸びない原因の一つに報道機関の自民批判の影響があると見ているため」だというのだから、もう自民党も落ちるところまで落ちてしまったということだろう。「殿ご乱心」というところだったけれど、良く考えたら彼等は殿でもなんでもない。判断力をこんなに失っているのかと呆れかえるばかり。貧すれば鈍するとはこのことだろう。かつてはNHKの番組に口出ししてそれでも知らぬ存ぜぬと言い張った連中とは思えぬ所存なり。
