ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

少子高齢化

 結局民主党政権は自公連合軍の軍門に下って子ども手当を今年ぽっきりにすることにしたんだそうで、特色はすっかり影を潜めて、自公と何らどこも変わらないその辺に転がっている政党になった。「子ども手当」は一体なんのために企画した政策だったのか。少子化に歯止めを掛けるための政策ではなかったのか。これを廃止して元に戻すのであれば、無策ということになって、自公と全く同じになってしまうわけだ。
 人口を増やすという方向に行くのであれば、移民を大幅に受け入れるか、特殊出生率を増やすか位しか方法がない。ま、理論的にいえば寿命を長くするという方策もあるけれど、それが実現してもあまり意味を持たない。なぜかといえば日本の平均寿命は世界的なレベルでいったらもうこれ以上上に行きようがない。
 わが国では中学卒業までは基本的に義務教育ということで無料になっている「筈」である。給食費だとか副教材費、制服費、運動服なんてものもすべて無料にするべきだ。塾に行かなくては進学が望めないという教育制度を改めるべきだ。公立、国立の学校は大学までも無料にするべきで、ここまでやってようやく教育制度として完成だろう。しかし、この国の場合公立の学校の無料化を語ると、じゃ、公立では賄えない進学者はどうするというのか、それは受験の激化に拍車をかけるだけだという話になる。
 現状では中退者がかなりの人数にのぼるのだけれど、進学という時点だけに限っていうと、もう既に高校もほぼ義務教育化している。そこまでやるべきかどうかという議論は必要だし、数々の検証がされなくてはならないけれど、今の一本路線の教育ではなくて、複数の路線を持っている教育制度を創造する必要がある。
 子ども手当を廃止することで終わってしまうのだったら、この国の将来は決まった様なものだ。