ほぼ足りてまだ欲 その先

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「ミケランジェロの暗号」

 日比谷のシャンテに「ミケランジェロの暗号(MEIN BESTER FEIND 英題:MY BEST ENERMY)を見に行く。先週の金曜日から始まった映画で、朝の文化放送の「ソコトコ」でおすぎが良い映画だといっていたし、オーストリア映画で舞台はウィーンだという。映画館の前にはどっと人がいて、224席の小さな映画館は完売だと係りの男性が大きな声でいっていた。
 いつものように前の日にネットで切符を買ったのだけれど、900円なのだ。しかもシニアも夫婦50もない。その切符でしか買うことができない。なぜか分からないままに900円の券を2枚手配した。水曜日だからレディース・デイなのかなとは思ったけれど、それどころではないのだ。で、入る時に係りの可愛らしい女性に「ところで今日はなんで安いの?」と声を潜めてお伺いすると、「毎月14日は東宝の日ということでどなたでもこの料金なんです」というのだった。
 なるほど、しばらく東宝制作、あるいは配給の映画を見ていないということになる。
 映画は第二次世界大戦前から、戦争中、そして最後は戦後のウィーンの画廊を中心に繰り広げられる意外性を楽しませる。ハリウッド映画の何十分の一という程度のスケールなんだけれど、何でもかんでも金をかけて、CGを駆使してドッカン、バッタンさせるだけが映画じゃないという良い姿勢が窺える。
 「王様のスピーチ」に相当する面白さがある。
 上映間際ぎりぎりに入ってきて私の目の前に座った男性はぎりぎりまで煙草を吸っていたらしく、身体全体から煙草の匂いを発散させていて、映画が終わるまで私はタオルを口に当てて呼吸を確保していた。

 とうとうUNIQLOにいってあの細畝の薄っぺらいダウンジャケットを入手。約6千円。あれで寒さを凌ぐことができるとは思ってはいないけれど、秋口のちょっとした冷え込み位ならどうしてどうして、堂々と対処できるだろうと思っているからだけれど、この暑い日中にこれを選んでいる客はひとりもいない。
 もうひとつはこれまで使っていた無印のメッセンジャー・バッグに代わるもの。2千円。良く見たら今まで抱えていたバッグは汗染みができて、縁がケバケバとなって惨めそのものだった。
 速乾性を期待して靴下を二つ。