チェコには今現在6基の原発が稼働中で、一つは南モラビアにあるドコバニ原子力発電所に4基、南ボヘミアにあるテメリン原子力発電所に2きが稼働中だそうで、そのすべてがロシア型の炉だということだ。しかし、チェコという国はかつてから機械産業は発達していたから、個々の機器についてはかなりの部分が自国産だということらしい。テメリンは計測、制御系がウェスティン・ハウスデザインになっているそうだ。テメリンの追加2基建設については計画通り実施するという意向が表明されているそうで、現地の若者の中には先日わざわざ原発近くで結婚式を挙げたカップルまでいるんだそうだ。
今日もある街の旧ユダヤ人ゲットー地区を見学していると胸にNuclearsと書いた真新しいTシャツを着た若者を見かけたけれど、推進派の声はかなり大きいらしい。これは冬になると厳寒の地であることがあり、かつての社会主義時代の辛い冬の記憶が大きいのだという。それでも大規模な太陽光発電施設を普通に沿道に見ることができる。
