ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

石原家

石原(伸晃)氏は「社会の最下層で身寄りもない人の末期医療を担っている所に行くと、意識が全くない人に管を入れて生かしている。何十人も寝ている部屋を見たとき何を思ったか。エイリアンだ」などと述べた。(JIJI.com2012/02/06-20:00)(詳細はこちら

 今朝からtwitter上で親が親なら子どもも子どもだと書かれたり、「親族の感情を逆撫でする」という記事に「それならその親族が介護しろ」と方向違いのコメントを書いたりする人が引きも切らない。
 石原伸晃がBSの番組での発言を報じたものだけれど、この時事通信の報道によると、彼の視点が階級的なものであって、その上経済効率的な人生観を持っていることがわかる。
 本当に彼がそういったのかどうかは判然としないけれど「最下層」とはどんな人たちを差すのか。私達が暮らしているこの国には文化的な下層、上層という区分が存在するのか?ならば「最上層」とはどんな人たちのことを指すのか。「身よりもない人」とは誰を差すのか。
 確かにこの国には貧困の中に暮らす人というのは存在しても、「最下層」民として暮らす人というのは存在しないのではないのか。そして、そうした貧困状況を改善していこうとするのが政治家の使命ではなかったのか。
 本来的に問題となるのは胃ろう処置が臨床的にいってどの様な意味を持つのかという点にあるのではないのか。それを語る以前に、そういう処置を受けることによって一日でも自らの命を永らえたいとする個人の意思、あるいは本人に意識がなくても、その人の命を永らえて欲しいと思う関係者の意思が本当にあるのか、口径食をとれなくなってしまった人たちに対してそういう処置をすることによって、ひょっとして金儲けをしている輩がいるのではないかという疑いはないのか。
 そこに国民の目を向け、厚労省を巻き込んでの議論を起こしていこうとするのが本来的な政治家の役割ではないのか。
 彼ら親子が如何に仁徳のある政治家というジャンルからほど遠い、実に低劣な輩だということが明々白々である。