この話が始まったら訪問介護員派遣事務所は全員の労働時間を週20時間未満に抑えることにしたんだそうだ。そうしないと厚生年金に加わって負担しなくちゃならなくなるので、事務所としたら押さえたい。だから、こういう単純な政策変更やったって何の意味もない。これで何が起きるかというと、それぞれ別の事務所にも登録して2カ所に所属して仕事をやることになる。利用者にとっては自分が気に入っている介護者が来てくれる時間が減ってまた初めての人が加わってくるということになる。もしくは全く違う人がやってくることになる。そして介護員にとっては余計に面倒になってなんの解決にもなっていないということになる。これくらいのことが「優秀なる成績を持って」入省したはずの霞ヶ関の人たちが気がつかない訳がない。じゃ、なんでこんなことになっているんだろうか。
「人ごと」だからなんだよ、明確に。