ほぼ足りてまだ欲 その先

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とけない疑問

 その疑問とは何かというと、なぜ民主党は折角獲得した政権をないがしろにしようと不退転の決意をしているのかということだ。
 自民党が、そしてその後期には自民党公明党がそれまで担ってきた政権を剥奪されてしまった理由は、かれらが多くの国民からその活動、価値観、やり方に対して不信を突きつけられたということにあるといって良いだろう。そして民主党自公政権がやってきたことをひっくり返す価値観を提示してきたことによって多くの国民の理解を得たからなんだといって良いだろう。
 にもかかわらず、野田佳彦民主党政権は彼ら民主党が謳ってきた数々の国づくりのポイントを片っ端から返上しているのはいかなる理由によるというのだろうか。自民党公明党のやり方に多くの国民が「NO」を突きつけ、民主党の国づくりに「YES」を表明したというのに、そのすべてをひっくり返してしまってあの自公連立政権がやってきた以上の自公路線を継承しているわけで、これでは国民の意思を完全に裏切ったというしかない。
 もっと疑問なのは、その民主党に対して自民党公明党が国会では反対の立場を取っていることである。今の民主党がやっていることは自公がこれまで掲げてきた本音そのものなわけだから、追求する立場にはいないだろう、むしろ諸手を挙げて賛成の筈と思うのが普通だけれど、彼らは国会の予算委員会なんかではあたかも「ゆるさん!」というスタンスで野田政権を追求をする。
 八ッ場ダムにしたって、核エネルギー政策にしたって、消費税増税にしたって、あれもこれもみんな自分達が鋭意進めてきたことばかりだ。どんな理由で野田政権に反対の立場を取るのか。まるでマッチポンプそのものである。だから先日の世耕のように揚げ足取りに躍起とならざるをえないのだ。
 私達国民有権者は自公民政権に賛成なのか、反対なのか。
 ファッショ・橋下の維新の会が力を持つといずれにしろわれわれは治安維持法でしょっ引かれてしまうのだろうから、この際いっておくけれど、日本人民を舐めるなよ!
 ひょっとすると野田佳彦という首相は「小沢一郎民主党」を機能させないための、自公によってでっち上げられたスパイ内閣なのではないのか。そう理解すると彼らがなんでいけシャーシャーとマニフェストを公然と破棄して平気でいるのかということに理解が至るではないか。