ほぼ足りてまだ欲 その先

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地方創成

 安倍晋三に反旗を掲げそうになって、石破が大臣をさせられている「地方創成」なんだけれど、一体全体、なにをやっているんだろうか。なにか意味あることが進んでいるのか?文化庁を京都に持って行くって話もその一環なの?除染した土を全国各地にばらまくっていうのは違うの?地方のなにを創成してくれるっていうの?
 ここから先はどんどん人口が減りますよ。それがわかっていて、人口はどんどんと市部に動いておりましょう?ということはどんどん廃屋が増えて、限界集落がどんどん生まれているわけですし、にっちもさっちもいかない人たちが増えていくわけです。
 不思議な話ですよ。自分が生まれて育った場所を守っていると、気がついたら、とっても不便なことになってしまっているわけですから。鉄道はどんどんなくなって、気がついたらバスだって一時間に一本来れば良いくらいで、二-三時間に一本だったり、朝と夕方に一本ずつだったりしちゃいます。元気な時は、えぇ〜い、歩いちゃえということになりますが、歳をとればそれもままならなくなります。
 どうするんでしょう。山形のある街では、役場、病院、特養、図書館を一角に集めました。その内側に広い駐車場にしています。コミュニティーバスと介護タクシーがあります。集落に暮らしている高齢者は最後はここにやってきます。
 こんな施設を作ることができる街はどこもかしこにもあるわけではありません。
 彼らがやるべきはこのシステム作りでしょ?そのためには民間資本ではない、官製の住宅を作る必要もあります。
 しかし、今の中央政治がこうした対策に前向きなんでしょうか。そんな発想をする気もない。霞ヶ関の連中も永田町の連中も、全然自分たちのことで心配する必要なんてないんだから発想すらしない。そういう心配を発想してくれる候補者を選挙民はまったく選ばないのですよ。