ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ひょっとすると

 世界の流れもさることながら、日本もどんどん悪い流れの中にいることはもはや疑う余地もないけれど、貧富の差がどんどん拡大していくことによって、世の中は悪い方向へ向かうことになるだろう。そもそも安倍晋三という無知な人間がその気になりやすい状況を作り出してしまったのが間違いの元だったということになりそうな気がするけれど、実はそれどころの話ではなくて、政治そのものから全国民の関心を背けてしまうという世の中がごく当然であるという仕組みを長年かけて作ってきた権力組織の大成功だということだろう。
 そのためには新聞、映画、テレビという国民の大半が情報を得る源をよりくだらないことに特化してきたことはとても大きい。芸能社会というちょっと浮き世離れした業界がごく普通に自分の近くに存在すると錯覚させているテレビの役割はとても大きかった。
 そして選挙なんていったって、行かなくたって世の中の動きにはたいして影響なんてないんだという、馬鹿町の声を取り上げることによって安心せしめてきた。「今の日本の首相の名前を知っていますかぁ?」なんて質問を「こいつが知るわきゃねぇよなぁ」と思えるような連中を選んでぶつけ、「えぇ〜!しらなぁ〜い」といわせて観ている連中をホッとさせるわけだ。その結果が投票率が全有権者の参割にも満たないというとんでもない状況を生み出す。半分以上の投票率がなかったらやり直しにしろよ。
 だから、この傾向はまだまだ続き、この国は気がついたら、徴兵制度の軍隊に総国家予算の1割程度を割くような軍事国家になっていく。そして、貧富の拡大はどんどん拡大していくだろう。その結果日本人の寿命はどんどん短くなり、戦前の状況にそっくりになっていくだろう。その時には、天皇制はより形骸化し、ほとんど天皇の声は国民に届かなくなる。そうなればなるほど、万世一系の神として祭り上げられることになるだろう。それでも日本人は「ばんざぁ〜い!」という時の高揚感に酔いしれて、貧富の貧に属していることを忘れていく。
 ものの見事に次の戦争に備える軍事全体国家となっているだろう。
 この将来像をひっくり返すためには若者が本気になって政治と取り組まなくてはならない。これから数が減ってくる労働者が自分たちのために本気になって政治と取り組まなくてはならない。それが実現ができないとすると、それはもう諦めるしかない。