ほぼ足りてまだ欲 その先

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独裁

 今や独裁政権大流行というか、独裁専制政治の時代といっても良いくらいにあちこちの国に独裁者が横行しているじゃない?
プーチンだけじゃなくて、
北朝鮮金正恩
中華人民共和国習近平
シリアのバシャール・アサド、
ベラルーシアレクサンドル・ルカシェンコ
アゼルバイジャン共和国のイルハム・アリエフ、
トルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ、
ウズベキスタンのシャヴカト・ミルズィヤエフ、
エジプトのアッ・シーシー、
エリトリアのイサイアス・アフェウェルキ、
カンボジアだって、24年間居座るフン・セン、
カメルーンのポール・ビヤなんぞ40年間居座っている。
チャドのイドリス・デビだって、30年以上の独裁だし、
イランだって、そう言えるし、
キューバだってカストロ以降ずっとそうだろ。
ウズベキスタンだって、スーダンだって、ルワンダだって、独裁政権が続いている。
表面ツラ観光受け入れて笑顔を見せるベトナムだって共産党一党独裁
ベネズエラ・ボリバル共和国ウゴ・チャベス/ニコラス・マドゥロが引き続いて独裁、
近年ではトランプに憧れるブラジルのバカ大将、ジャイール・ボルソナーロはプーチンも大好き、
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテはあたかも昼日中から拳銃ぶっ放しそうだ。
ここまで来たらくたびれた。
 アメリカ合衆国だって、ある意味、馬鹿たれ・トランプの4年間は独裁専制だったと云って良いのではないのか。

 ここまで来て振り返ると、わが・美しい国・日本だって、安倍晋三が政権について以来、民主党の三年間を除いたら、自公政権の独裁政治だったといっても良いじゃないか。今ワクチン大臣をやってなんの役にも立たない堀内なんとかが壇上で両手を振り上げて強行採決したあの委員会を思い出したら、正々堂々たる独裁だったと云って良い。あ、まだ自公維+国民政権が独裁を行使していると見て良いんじゃないか。主要マスコミ各社を電通を通してコントロールし、ヨイショ記事やらヨイショ世論調査をこれだけ垂れ流し、国民の年収を100万円も減少させても消費税で撒き上げている仕組みをご覧なさい。どんなに「そりゃ酷い」と言ったって閣議で決定したとかいって、安倍晋三のために邁進してきたんだ。総理大臣の記者会見見てておかしいと思いませんか?幹事会社の質問は紙を読み、答える側も紙を読む。つまり、演出通りです。記者もフリーは籤で当たらないと入れないし、質問も一回ポッキリで、「ということはこういうことではないのか?」といういわゆる「更問」を許さない。それを許すとすぐにぼろが出るからだ。これでは中華人民共和国のあの木で鼻を括って振り回しているような報道官の記者会見とどこが違うというのかね。「それは当たっていません」といって平然としている。

 じゃ、なんで、こんなことになるのか。恐怖感を国民に与えるということが非常に有効な手立てであることは古今変わりがない。一番わかりやすいのは習近平のように反対しそうな連中を強制収容してしまう。香港でも、新疆ウィグル地区でも、どんどん拉致して強制収容する。自由を奪われるという恐怖はそれはそれは怖ろしい。独裁専制政治下にあってはただただ唯々諾々とお上のいうことを聞いて暮らすしかない。なにしろ命を取られてしまうのだから。北朝鮮の人たちが金正恩が怖くて、ニッコニコしながら周りに拍手をして集まる様を見ていると、気の毒で仕方がない。
 日本軍が開戦当初、東南アジアの各国に威張りくさって侵入した時に、地元の人たちは拍手をして迎える様を従軍したカメラマンが撮影して、日本国内に報道した。散々なぶり者にされたにもかかわらず、日本国内ではそれを喧伝した。それを今更ながら肯定する人たちは、北朝鮮の人たちが本心から金正恩をありがたがっていると思うんだろうか。

 国民を力でねじ伏せて経済的にも困難な状態に追いやっておいて、じゃ、これだけの施しをしよう!という政策をとると、あ、助かった、有り難い、あの人はあんな困難な時にわれらを助けてくれた、というパターンを作るのは結構有効だろう。
 今の日本がこれだけ非正規労働者が当たり前になってしまう状況を作り出しておいて、対策を図りましょう、これだけお金をばらまきますよとやれば、すぐさま票につながるのは目に見えている。
 ドナルド・ダック・トランプのやり方だってかなりこれに近い。どんどん移民が増えていく一方、建国以来ずっと基礎的といって良い国民層を構成していたにもかかわらず、いつまでもポジションが変わらないホワイト・プアーを鼓舞して、本来的に光が当たるべきは君たちだ!MAKE AMERICA GREAT AGAIN!といったら「トランプ万歳!」になってつながるわけだ。今やトランプは、俺もメキシコに攻め込むぞといっているではないか。ほとんどの連中が国民を恐怖にさらすことによって、自らに迫る生命の危機に怯えてまた国民を弾圧する。

こんな流行に乗りたくない!