ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

若い警官の自転車は速いぞ

 一昨日、だから日曜日のことだ。いつもの日曜日の散歩の最中、中央通りの日本橋あたりで、後ろに白い箱を乗っけた自転車に乗った若い警察官数人に遭遇した。それもみんなして自転車に乗っているのが奇異に感じた。私の横で二手に分かれた。そこへ神田方面からの黒い割と小さめなベンツがやってきたと思ったらこの車がウィンカーもつけずに右折して路地に入り、東京駅方向に行った。すると二人のいかにも若い警官が思いっきり自転車を漕いでこの車を追う。いやはやその速いこと。もちろん手信号なんてするわけもなく左折してその路地に突っ込んでいく。これでは交通違反という点ではおあいこだ。後ろから路地をのぞき込むと先が詰まっていたそのベンツのブレーキランプがついていて、警官の一人が運転席にのぞき込んでなにやら語りかけている。そしてその先にほかの警官が自転車を止めている。
 思いっきりこのベンツは交通違反検挙ノルマの網にかかったのか、それともベンツが何か犯罪に関係していて警官は検挙のために配置についていたのだろうか。
 これが小説だったらどんな展開になったらおもしろいだろうかとあらぬかけらを考えながら永代通りを千代田橋方面に歩いて茅場町に向かうと、今度は50歳がらみの警官がやっぱり白い自転車に乗って路地からやってきたなぁと思ったら、角で自転車にまたがったままで止まっている。なんだか、銀座の天賞堂の角に立ってのぞき込んでいる弓矢を持った天使のようだけれど、これは誰かが引っかからないかなぁとノルマの一環なのかなぁと思って振り返りながら歩いた。
 で、今になってよく考えると、彼は私に職務質問をしようかどうしようか迷っていたのではないだろうか。そんなことを考えてもおかしくないのかもしれない昨今だ。
 そんな暇があったら被害届を一週間店ざらしにすることのない人員配置を考えろといいたいけれど、警察は「あれは千葉県警、こっちは警視庁」というに違いないな。