ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

縮む

 昨日医者で、区の健診をやった。何しろ無料で、胸の写真を撮り、心電図をとり、血液検査をやり、尿便の検査もやる。凄いぞ、この仕組みは。仕事をしていた頃は健康保険組合の健康診断があったし、学生の頃だって、学生健保の健康診断があったので、毎年なんかしらの健康チェックがあった。退職してから学校に戻った春の健康診断で、校医の先生が私が入っていったら、居住まいを正して「あ、こりゃ、ちゃんと診ないとな」といったというくらいで若い時はまだまだ大丈夫。しかし、この歳になると最低限のことはやっておかなくちゃならん。
 その時に、身長体重を量る。もうそんなもの良いじゃないかと思ったらそうでない。身長が縮んでいる。最盛期(っていうのかどうか問題だが)に比べたらなんと5cmも縮んでいる。200cm位あった人がその程度縮んだというのであれば、なんちゅうこともないかも知れないけれど、私の身長では大問題なのだ。
 思わず「えっ、そんなに縮んだのかぁ・・・・」と長嘆息である。すると看護婦さんがこういった。「えぇ、みなさん、お歳を召されると骨の間が詰まって、縮むんですよねぇ」と。多分彼女は「慰め」でいった。しかし、それは追い打ちってものだ。「歳を召しちゃった!」のである。
 それはわかっている。十分わかっている。いわなくても良いんだよ。ありがとう。

 某ノンフィクション本の記述で北朝鮮政治犯収容所で育った青年を表して曰く。

幼いころの栄養不良が災いして身長は1m68cm、体重は54キロほどしかない。

 富栄養化しているにも拘わらずその身長に足りない私は一体どうしたら良いというのか、クックッ・・・。