この歳になると区の健診が毎年一回だけただ。誕生日前後の3ヶ月間に受けられる。二週間前に医者に行って心電図、肺の写真、身長、体重の測定をやったので、採血と検便と検尿だけ。でも採血するためには前夜の夕食行こう水しか飲んじゃだめだといわれる。
朝9時を過ぎたので医者に行ったら、もう待合室の椅子が空いていないくらいいっぱい人がいる。しょうがないから立ったまま本を取り出して読み始める。そこにあとからやってくる人たちも含めて、全員が私より歳上で、私はいつまでも座ることができない。途中からもうこれはきりがないと、意を決して座ってみた。すると不思議なことに私よりも若い人が来る。それでも結局1時間半を待合室で過ごし、本も随分読み進み、付箋を4-5枚は貼った。
なんでこんなにこんでいるんだろうという疑問を持ったままうちに辿り着いて連れあいにいったら「だって明日は休みだもの」というひと言で気がついた。そうだった、明日は秋分の日勤労感謝の日だった。
