ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

寒波

日本列島は寒波に見舞われているのだそうで、京都も朝から冷たい風。
朝はホテルからほど近いところにある進々堂・三条河原町店に赴いた。ところが日曜日のせいなのか、長蛇の列である。外国人のカップルと若い人たちがとても多い。
17番のバスで大原へ行こうという計画だが、河原町三条の停留場へ来てみると17番は百万遍行きだと書いてある。あれ?あっちへうろうろこっちへうろうろしていたら、私たちが乗るバスは17番は17番でも市バスではなく京都バスなのだった。同じ番号をつけるのはいかがだろうか。観光都市らしくない。一時間に3本のダイヤである。ようやくバスに乗ったのは11時近くになっていた。
駅始発のバスは満員だった。ようやくいれて貰ったのは良いけれどこのまま終点まで小一時間行くのはちょっと大変だなぁと思っていると、まるでそれがわかったかのように、私の目の前が空くのである。神に感謝だが、場所が場所だけに仏に感謝しなくちゃならんのかもしれない。
寂光院へ歩く。対した距離じゃない。途中は本当に鄙びた里である。もう完全に忘れていたのだけれど、ここは2000年5月に放火されて全焼している。御本尊は新たに作られたそうで、道理でど派手に彩色されている。
今度は反対側の三千院を目指す。確か寂光院三千院も高校2年の時の修学旅行で来た思い出がある。三千院の山門周りはずいぶん綺麗になっていた。寒くて、寒くて耐えられなくて門前のお店に入っておでん蕎麦をいただく。隣の栗納豆が美味しくてつい買ってしまった。
三千院に上がった時は靴を脱ぐともうそれだけで冷たくてめげてしまうのである。ここでは庭がとても面白かった。しかし、そのあとで行った「宝泉院」のお庭は周りに誰もいなかったこともあるけれど、これまで見たこともないような作りで、これは見に行く甲斐があるというものであった。樹齢700年という五葉松もさることながら、この庭はもっと早く見ておきたかった庭の一つだ。
昨日といい、今日といい、実に寒い寒い一日である。