New York Yankeesのスズキイチロー（Googleで検索すると台東区議会議員のスズキイチローの方が上位に出てくるのには驚いた）は生涯ヒット4000本まであと3本になった。プロ選手になってから4,000本以上のヒットを打ったのはMLBに二人いるだけだ。ピート・ローズが4,256本とタイ・カップが4,191本だ。イチローは日本のプロ野球で1,278本のヒットを打ってMLBに乗り込んでから昨年までの12年間に2,606本を打っている。今年になって113本を打ってきた。
厳密にいうとMLBに入ってからは2,722本を打ったということだ。それだけでも大変な数字であることはいうまでもないのだけれど、多分アメリカではNPBのヒット数は話にならないという声がきっと聞こえてくるだろう。それでなくても、アメリカ人の中には日本人がメジャーの世界で大活躍をしていることそのものが気に入らないと思っている連中は確かにいる。その上、この生涯安打記録のトップにいるピート・ローズが野球賭博に絡んだという理由で永久追放になっているものだから、この記録が取り上げられること自体に嫌な思いを抱いているだろう。どうせだったらイチローがローズの記録を塗り替えちゃってくれたら、その時はきっともっと喜んでくれるに相違ない。イチローが何歳までMLBに在籍し続けるか知らないけれど。
