ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

 新宿の帰り、珍しくJRを使って東京駅に出て、山手線で有楽町。ビックカメラというルート。さすがに夏休みで、電車の中は家族連れがワンワンといて、その人たちが駅の構内の勝手がわからずに右往左往している。確かに日常通過者にとってはなんということがないけれど、よそ者にとっては都会は実にわかりにくいのである。このエスカレーターに乗ったら一体どこに連れて行かれちゃうのか、隣のプラットホームとこっちのプラットホームには関連性があるのかないのか、快速って奴はここを出たら次はどこに停まるというのか、直ぐにはわからない。
 そうだ、交通会館あたりで昼飯にするかな、と思ったらどうもぴんと来ない。ハンズにむかって歩き出したらインズ-2の横だったから地下に暑さを避けるように入ったら、そこに天ぷらという看板があったので、そうだ、久しぶりに天丼だ!と入った。初めてのところはどんなレベルかがわからないから、千円とは書いてあるけれど、上天丼を頼んだ。
 やってきたのは海老三本、鱚二枚、南瓜にサツマイモという天丼。これだけ聴くと豪華そうだけれど、実はまるで立ち食い蕎麦屋の天丼だってもう少しどうにかなるだろうという程度で、最低。「天ぷら」とは書いてあるけれど、単なる居酒屋なのだ。こういう時は人生を無駄にしたような気がする。
 良くまぁこれで永年商売がやっていけたものだとむしろ感動する。交通会館の地下もそうだけれど、時間が止まってしまっている。