久しぶりにバスに乗って池袋にいった。途中で巣鴨を通るのだけれど、今日もまたお爺さんお婆さんが一杯乗り降りした。若いお爺さんが歳上のお爺さんに席を譲った。歳上のお爺さんは若いお爺さんの顔をよく見て、あぁ、俺より下だ、というのを確認して座った。ありがとう、ありがとうといっていた。若いお爺さんはきりっとしていた。しかし、後ろにいた本物の若者は寝たふりをしていた。現実を映すバスだった。
ここ5ヶ月ばかり気に入って履いていた靴の代替えをそろそろ準備しないと危なっかしいなぁと思って物色にいったのだ。踵を見ると結構すり減っているし、ちょっとぶかぶかしてきた。中のソールもへたってきていると指摘されて敷き変えて貰った。
その靴はかなり気に入っているのだけれど、雨の石畳では滑って怖い、というと、大丈夫なソールのものがあるといってVibram底の似たような靴を取り出してきた。プロはうまいなぁ。文句のつけようがないから買ってきたのだけれど、履いてよく見ると長靴を履いているように見えるなぁ。しかし、これからの季節、雪があったりしたらこの方が安全だろう。
靴はいつもそうなのだけれど、気に入ったものがあったら早めに代替えを押さえておかないと直ぐに「廃番」になってしまう。