ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ジャンゴ・ラインハルト

 ジャズの世界というべきなのか、独特のジャンゴ・ラインハルトの世界というべきなのかも知れないけれど、彼のスタイル、つまりいわゆる「ジプシー・ギター」とでもいうようなスタイルというのは、全世界にあまねく影響を及ぼしていて、それが今でも繋がっているというのが面白い。
 それまで私はジャンゴ・ラインハルトしか知らなかったのだけれど、ある日、アムステルダムの週末だけ立つマーケットで、彼のスタイルで弾くギタリストを知り、彼のFacebookをフォローしていて、世界中にその種のギター弾きがいることを知ったというわけだ。
 そして、その若者が書いているのを見て、初めてジャンゴ・ラインハルトの左手が火事でやけどして薬指と小指がくっついてしまって使い物にならない、つまり、彼は人差し指と中指の二本で弦を押さえて弾いているということを知った。それがわかってから彼のギターを聴くと、それこそこれはアンビリーバブル、なのである。