ほぼ足りてまだ欲 その先

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綺麗な言葉

 6月18日に政府が発表した新成長戦略という文章を読んでいたら、これは一体誰の発表かと驚きを禁じ得ない。
 なにしろ「企業は従業員をリストラできても、国は国民をリストラすることができないのである。生産性の向上は重要であるが、同時に需要や雇用の拡大がより一層重要である」と書いてあるのだ。
 これを国民をリストラしようとしているのはアベシンゾー内閣そのものではなかったのか。それを批判しているようにこの文章は書かれているのだ。
 「強い経済、強い財政、強い社会保障の一体的実現に主眼を置く新成長戦略である」なんて書いてある。
 ここまで読んできただけで、この文章を書いた張本人が誰だか知らないが、如何に国民を騙していこうと思っているのかがわかる。なにしろこの内閣が成立してからこれまでにやってきたことそのものを否定していることになるのに、それをいけしゃぁしゃぁと他人のことのように前提として捉えることが既に欺瞞そのものではないか。これを政府が国民に対して騙していこうとしている意図そのままに伝え続けるであろうマスコミを私たちは見張っていかなくてはならないし、それを伝え続けていかなくてはならないだろう。