ほぼ足りてまだ欲 その先

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実録

 昨日昭和天皇実録が予定通りに公開されたのだそうだ。なんと24年5か月の長きにわたり編纂した1万2000頁を超える膨大な分量だけれど、これは公刊されるといくらで売りに出るのだろう。宮内庁書陵部で閲覧させているそうで、昨日一日で70人ほどが閲覧したとラジオがいっていた。閲覧は11月30日まで東御苑の閉園日の月曜や金曜を除く毎日午前9時から先着順で受け付けて見せるのだそうだ。多分、見には行かないな。
 どうもNHKの解釈では太平洋戦争には天皇は反対だったといいたいようだけれど、彼らも引用しているように御前会議が終わったあと、昭和天皇が「開戦の決定はやむを得ない」と述べたというのだから、止めなかったということは覆しようがない。
 保阪正康の感想は日本テレビで引用されていた。

昭和史に詳しい作家・保阪正康さん「宮内庁が作った昭和天皇の像であり、これ(昭和天皇実録)だけでは十分でない。この実録を時に補完し、次の世代の人が検証する。そんないろんな読まれ方をするのが、今後の実録の運命だと思う」

TBSではこのように扱われている。

(昭和史に詳しい 保阪正康氏)「こんな事実もあるのかという驚きはいくつもあります。しかし、昭和天皇の全歩みを、もう一度、表現を変えて違うふうに変えていくほどの新事実はないと思う」

テレビ朝日

作家・保阪正康氏:「私たちに改めて昭和天皇の存在意義を考えさせるきっかけにはなりますね。昭和天皇の姿を100年先、200年先の私たちのまだ見ない子孫に伝える本」

 次回のレクチャーでどのようなことが語られるのか。