ほぼ足りてまだ欲 その先

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役者

 テレビのドラマというものをほとんどというか、全く見ない上に、芝居を見に行くことも全くないので、役者という人たちを知らない。テレビを見ていたら、なんだか見たことのない男性が二人、ラーメンの5袋パックを持って、「お父さん!」といっている。これはいったい何なんだ、ラーメンの宣伝らしい。二人が出てきて娘婿と義理のお父さんの会話らしいというのはわかる。しかし、なんでこの二人なのか、なんか意味があるのかと家人に尋ねたら、こっちの若い男性は大河ドラマで、歳の方は朝ドラでブレイクした役者なんだという。ほぉ、そういうものなのかと思ったけれど、これで解説者がいるから良いけれど、いなかったら、何の意味もわからず通り過ぎるわけだ。なおかつラーメン屋の宣伝としてはそんな金をかける意味が全くない、ということになるわけだ。
 役者ではないけれど、今のコマーシャル界でやたら出てくるのが、今の若いちゃらちゃらした大人数で生ぬるい踊りを踊りながらぐるぐる回る歌を歌うグループがいくつもいるらしい。これが目に入るとすぐさまチャンネルと映して、目に入らないようにしている。金儲けのためには年端もいかないお嬢ちゃんたちをその気にさせて、がっぽり稼ぐ大人たちのほくそ笑むのに腹が立つのと、そんな子たちが、わかっているんだろうけれど、その気になって小生意気な口をきくのを直視できないからだ。
 こんなくだらないことに目くじら立てなくたって良いじゃないかという、そんな声が世の中に充ち満ちていそうだけれど、その一歩がこの国を滅亡に突き落としていくような気がしてしょうがない。