これで8月終了。街中が騒がしい。なんだと思ったらブラジルの祭の物まね。かつては夕方からだったのだけれど、地域のお店にお客が寄らなくて金が落ちないからというので、午後イチからになった。こうすればランチと夕飯と、打ち上げ宴会でお金が落ちるだろうということだそうです。暑い中、夏休みおしまいの日だというのに、地域の小学校のブラバン、鼓笛隊が動員されています。そういえばうちの子どもたちもやったんだ。というよりも第一回の時は沿道の警備ということで制服でお手伝いしたことを思いだした。
それにしてもなんでこんなブラジルのお祭りをこんなところへ持ってきたのかというと、当時の区長が伴淳三郎や地域のうるさ方と一緒に、わざわざブラジルへ行って、招聘してきたんだそうだ。なんでサンバなのかね?あの格好で雷門の前で踊られると、気恥ずかしい。しかもそれが日本人だと余計見てはいけないものを見てしまったような気がするのは爺さんだからなんだろうか。おかげで、パーカッション楽器店は大儲けだろう。ブラジルから踊りに来ている人たちは、これを契機に日本全国で踊っているらしいよね。
夜は湯島の小さな小屋で友人バンドのスリーバンドライブ。最初のバンドはクリームのナンバーを初めて人前で演奏するというバンドで、初々しくてようございました。ルックスと演奏する曲とのギャップが素人っぽさが生々しくて、とても良い。誰かの家の広い居間で遊んでいるみたい。
友人のバンドはドラムとキーボードが墨田区が毎年やっている吾妻橋フェスタにとられてしまって、トラで他の友人がサポートに入っていたけれど、ふたりとも手練れだから、いつもと全く遜色がない。このバンドは昭和歌謡の面白いところを取り入れているので、初めて見た人はだいたい大喝采する。メイン・ボーカルのお父さんのお友達兄弟というふたりのお爺さんと同じテーブルになる。観客に意見求めるので、それに答えていると、いつの間にかもうひとりのメンバーだといわれる。いや、黙っていられないたちなんだよ。
もう一つのバンドは全曲オリジナル。トリオバンドに女性ボーカル。このボーカルがすごいんだ!四六時中動き回っていて、ドラムの兄ちゃんから「また怪我するぞ!」とチェックが入るという。今時の縦跳ね系のバンド。「ギターの音をもっと頂戴!」と声をかけると、みんなの賛同を得られていたことに気がついた。