商売屋さんなんかでは跡継ぎってのがとても重要なんだねぇ。後を継ぐ人がいなかったら、もうそこで商売が終わりだ。そこへいくと会社勤めっていうのは気が楽だね。あとをやる人はいくらでも湧いて出てくるからね。その人たちのレベルがどうかというのは別として。ところが商売屋さんだと、あとに人がいるかいないかというだけのことで、その後を継ぐ人の能力がどうかというのは別として、もうその商売が終わるかどうかが決まっちまう。
近頃の商売屋さんが、あとをやる人がいなくなって店を閉めるというのが日常茶飯事のようだ。惜しまれつつ商売を辞めることになったということを聞いて、その商売を継がせて下さい、という人が現れた、ということもいくつか聞いたことがある。
天皇さんだってそうで、こちらはもっと悲惨。明治革命以降の天皇さんはどんどん持ち上げられちゃったから、ますます面倒なことになっていそうだよねぇ。昭和の天皇さんが戦争を簡単にやめられなかったのも、考えてみたら、自分の代で天皇制を潰すことになったら大変だってんで、なかなか「負けた!」って言い出しかねていたわけだからね。あの人が「もう天皇制なんてどうでも良い、とにかく国民の皆さん、ごめんなさい!」といってやめていたら犠牲者の数はもうちょっとは少なくなっていたという見方だってできるものね。
しかし、あれだけの間、つまり明治革命から70年間くらい、天皇さんは神様だぞ教育を施したら、あの戦争でずたずたになった経験がありながら、それが解かれてから70年以上が経った今でも、天皇さんを神様みたいに思っている国民がかなりの割合を占めるわけで、一旦洗脳されちゃったら、人間は簡単にその呪縛からは解かれないんだというのが良くわかる。それにしても洗脳経験というのは次世代にもこんなに影響を及ぼすわけで、オウム真理教で洗脳されちゃった人たちが今でもそれにしがみついているのも宜なるかな、なんだよね。
しかし、ここから先の天皇制はまだまだ一波乱もふた波乱もありそうだけれど、それを見届けるだけの寿命がこっちに残されていないのは残念でございますなあ。
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