佐賀県知事選挙で自民党・公明党推薦候補が落選して、農協の政治団体「佐賀県農政協議会」など、一部の自民党の支持団体や地方議員が推した候補が18万2795票対14万3720票で当選した。自・公が敗れた格好だ。自・公推薦候補というのは前の武雄の市長で、例の図書館をTSUTAYAに任して知られた人だ。
投票率はわずか54.61%で、過去最低。投票率が上がらないと自・公の勝ち、という図式がものの見事に外れた選挙で、圧倒的勝利が予想されていた選挙と異なり、伯仲するはずなのに、何故こんなに投票率が上がらなかったのだろうか。これは非常に問題だった選挙ではないだろうか。日本国民は全く間接民主主義を成り立たせるつもりがない、ということなのだろうか。
ところで、この選挙では敗れた自・公候補が新たな選挙戦術として、録音されたメッセージを所構わず電話しまくるという行為に出たことが報じられた。それでなくても、録音された、つまり相手の都合なんてかまわずに押し売り同然に送り込むという行為に対する評価というのがこの国では相当悪い印象を持って受け止められるんだ(つまり、誠意がない!といって)ということが理解できないというのも、あまりといえばあまりな鈍さだということはできないか。
こういうことはちゃんとアップしてくれている人がいるのが面白い。