ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

自民党の世襲制限

 お調子者で、小泉の金魚の糞として知られる(そういっているのは私だけか?)武部勤が本部長を務める自民党改革実行本部は「世襲立候補の制限に関し、次期衆院選からの適用を検討するよう求める方針を固めた」と各紙が報じている。
 なんでまたあの武部が小泉に楯を突くようなことを平気な顔してやっているのか、小泉純一郎の息子が同一選挙区から立候補するというのにそんなことをいって良いのかと彼の立場に立って考えてやったというのに、「なぁに、無所属で出るから良いんだよ」というわけで、おふざけ改革、あるいは田中康夫いうところの「なんちゃって偽装改革」そのものなんである。
 自民党が公認せず、同一選挙区に公認候補を出さなければいいわけで、自民党推薦だろうとなんだろうと、自民党幹部が応援に来て演説すれば世の中のざるの目をくぐり続けて暮らす奴が世の中は勝って当たり前なんだとする類の支持者がニタニタ笑いながら投票するだろう。
 だったら無所属で出馬して当選したら任期中はそのスタンスを変えてはならないという枷を穿かせるべきであるのは当然なんだけれど、あの金魚の糞がそんなことをするわけがない。ま、自民党なんていうのはそんなもんだ。ずる賢い奴が良い目を見る、という哲学を若者に教えてくれているという点では実に「現実的な」反面教師なんである。昨日の東京地裁の判決で70数億円を賠償しろとされた男を「私の弟だ!」と持ち上げたのは確かあの金魚の糞だったよな。