最近とても危険に感じることがある。それは40代くらいを中心に、直情的に中国、韓国を毛嫌いする言動、行動なのだ。ヘイト・スピーチという表現があるけれど、いわゆるネットウヨとでもいうような街頭行動がだいぶん知られてきたけれど、それとは別に、日常的に妄信的に韓国・中国を否定する。
それも日いつどんなところでも否定する。例えば珊瑚の密漁の話が出てきたら一気に「殺せ」と発言するところまでいってしまう。様々な分野でそれは実は大陸起源、あるいは朝鮮半島起源ということが書かれると一気に「ふざけるな日本固有のものだ」と言い放つ。何しろ日本に文化がもたらされたのは、その多くが西からもたらされたことは知られていて、様々にそれが定着化されてきたわけだから、あれもこれも、へぇ〜こんなものまで？と思うような状況であってもおかしくないのに、ハナからこれを否定する。条件反射的に否定する。
そこに何かとても幼児性を感じる。なんだか、戦争中の「鬼畜米英」やら「撃ちてし止まん」「進め一億火の玉だ」の直情性と相通じる何かがある。
あ、そうかもしれない、という受容力がない。そこに恐ろしさを感じる。どうしちゃったんだろうか。
