ほぼ足りてまだ欲 その先

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ペリリュー島

 TBSの「セッション22」では平塚柾緒が持っていたペリリュー島生き残りの人たちから1972年に聞き取ったカセットテープを再現した。

 生き残りとして帰還したのは34名だった。水戸連隊。生き残りの兵が潜み、戦後出てきて、生き残っていた兵が34名ということだ。
 34名が集まって暮らしていたのか。戦後2年間、米軍の糧秣を盗みながら暮らしてきた。米軍兵と遭遇してかなりの撃ちあいになった。からの薬莢がたまったくらいの撃ちあいだった。グアム島から一個大隊が派遣されてきた。戦犯裁判がグアム島で行われていた最中で、証人として残っていたスミカワ少将を連れてきた。しかし、34名はなかなか信用しない。中には「日本軍が負けるわけはない」組がいた。
 コマエ兵曹というアメリカ生まれの二世兵が米軍の中にいた。2-300人の燐光石採掘作業者が近くの島にいたので、そこまで話をきかせに連れて行った。それでわかったので34名いることを打ち明けた。中の「負けるはずがない」組が「証拠を見せろ」という。水戸からの手紙がやってきた。それでも勝ち組、負け組の葛藤があって、なかなか出てこなかった。投降派の上官は非投降派から殺害されてしまったという。つまり、その時点までは34名+αの人数が生き残っていたということだそうだ。
 栄養状態は悪くなかったのだけれど、堂々と歩くことができなかったので、2-3人は病院に収容された。
 真実を残すことだけを考えてここまで平塚柾緒は活動をしてきたという。