ほぼ足りてまだ欲 その先

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周辺

 30年前に日航123便が落ちた。稲取温泉の上あたりで後部が爆発して、垂直尾翼がすっ飛んだというところまではわかっている。しかし、なんですっ飛んだのかについては以前に修理した圧力隔壁が不完全な修理だったのでそこから壊れたんだということになっている。しかし、はっきりいってこの説にあんまり納得していない人がいる。というのはそんなことがあったら高度7千mだったら一気に機内の圧力が低下して機内から外に投げ出されるはずだという解説を読んじゃったからだ。
 しかも、あの日海上自衛隊の艦船が周辺で航空自衛隊が使用している訓練用の標的機を回収しているという話を読んでしまった。この話が事実なのか、事実ではないのか知らないが(はなはだ無責任そのものだけれど)、そうだとしたら航空自衛隊が何らかの関与をしていた可能性がないともいえない。一節には目撃者の証言としてB-747の両側に黒い飛行機が着いて飛んでいったというまことしやかな話も流れている。
 こうなったら、伊豆半島の東側の海底を探って破片を全部回収する意気込みが欲しい。なぜそれをやらないのか。テレビ朝日は小さな海底カメラを使ってその種の破片がないか調査をしたそうだ。報告書の海底調査で何らかのそれらしいものが映ったポイントを探ってみたそうだ。
 それにしても「おや?何かあるぞ!」としていたものをなんでそのままにしてやり過ごしたのだろうか。本来的にはこれらの物体をそれが一体何なのかを明らかにするべきだろう。それなのに、30年間何もせず、一度出した報告書で終わりとしているところを見ると、やはりこれを詳細調査したら何かまずいことが出てきてしまう可能性が高いと云うことではないんだろうかと思ってもおかしくはない。なによりも30年間それ以上のフォローをしていないことがかなり不自然だといって良い。
 この30年の節目のテレビ報道を見ていると、80歳を超えた母親が今でも年に三回山に上がっている、亡くなった娘はこんなに良い娘だったのに、なんで死んでしまったのか、お涙頂戴、ばかりに時間を割いていて、根本的な問題に目を向けさせようとしていないのは、そこにそれだけの理由があるではないかと考えてしまう。
 交通事故で死んでしまった人について君たちは、あの人が死んでから30年後でも報じるのかと思ってしまう。
 戦争は辛い思いをしたから、イヤだから、起こしてはいけないのではなくて、あの戦争であれだけの犠牲者が出てしまったのは誰がどんなことを画策してこんな事になってしまったのかという点をつまびらかにしないから、安倍のようなとんでもない連中が後から後から出てくるのではないのか。