今年も無事に復活祭を迎えることができましたことは誠にありがたいことでございます。
日野原先生も104歳だそうですが、大分縮こまってこられてしまいましたし、心臓を病んでから車椅子ですし、顔色も前に比べたらおよろしくはないのですが、声もしっかりとして、お話しなさるのもはっきりしていて、まだまだ大丈夫ってところでございましょうか。牧師にもお説教の時はこれくらい大きな声で頑張っていただきたく存じます。そうでないと聞こえなくてただただ眠くなるでござる。語尾が聞きづらいというのはとても辛いのよ。
ひところ、NHKが日野原先生に密着取材していたことがありました。多分彼らは日野原先生もそれほど長くはないだろうと踏んでいたんじゃないかと思いますが、ものの見事に期待に応えることなく、頑張っておられます。
しかし、日野原先生のお言葉と異なって、聖路加国際病院と来た日にゃ、差額ベッド代はものすごく高くて、皇室の人たちなんぞが入院しちゃったりして、スノッビィーな病院でございますなぁ。そこはまったく気に入りません。「えっ!聖路加国際病院なんかに入院したのか?」というのは「金持ちだなぁ〜!」というのと同じ意味でございますな。医療には思いっきり貧富の差が生じて参りますよね。
どうもそういうバックグラウンドがあるからなのか、ここの礼拝堂の会衆諸氏にはお上品なおばさまが圧倒的多数にのぼります。あ、おばあさまといった方がよろしいでしょうか。だから、お祈りする時にちゃんとあの膝当てを引きずり出して跪く人より、そのまま椅子に座っている人の方が多い、それも年々多くなっていくような気が致します。もうずっと前から教会の礼拝は高齢化の波が寄せておりましたが、ここのところ、一際、押し寄せているようでございます。
そのおかげで礼拝も長く、トイレに行きたくて、あとの会はそのままトンズラ。写真にだけは写っています。
昨年のイースターは4月に入ってからでしたけれど、この時期のイースター・サンデーは最も早いタイミングですから、寒くても当たり前かもしれませんが、今日は特に風が冷たくて、桜もまだまだ。