毎年8月第4日曜日にショー記念礼拝堂では聖路加国際病院礼拝堂の聖歌隊がやってきて唄う。今年も雨の中礼拝後に10曲ほど唄われた。大変に難しい曲もありながら、窓から見える緑色に染まった自然のステンドグラスと相まって気持ちの良い朝だった。
冷たい雨の降る8月の日曜日に、2年振りに旧軽井沢の通りにやってくると、見たこともない店があったり、昔あった店が移動していたりで、やっぱり馴染めない。食べ物屋さんだけは店前にもわんわんと人がいるけれど、さすがにずっと奥の方までは人もなかなかやってこない。
鹿島の森ホテル横に出てくる細い道を辿ってやって来たのだけれど、途中には雨合羽を着た制服警官が氷雨の下で立ちつくして警備に当たっており、見慣れない風景だった。誰か警備が必要な人でも来てんのかなぁと思っていると、帰路にはその人数は圧倒的に増えていて、制服警官だけではなくて臙脂色で正面にNAGANOと書かれたキャップを被っている人たちがたくさんいる。彼らも警察だ。人が話しているのを聴いていたら皇室の方が来ているということで、なるほどいつもとずいぶん様子が違うわけである。どういう事情か知らないが、裏道のずっと離れたところにまで制服の警官が雨に打たれながら立ちつくしていた。