26分間の短編だけれど、三人の戦争花嫁だった人を取り上げた映像が作られているのだそうだ。「Fall Seven Times, Get Up Eight: The Japanese War Brides」（こちら）というタイトルは勿論「七転び八起き」からきている。この短編を作った三人のディレクターは全員が女性で、私はまさか、この時期にこんな作品が作られるとは思わなかった。どういう意味かというと、太平洋戦争後に渡米した女性たちはもう既にほとんどが高齢化してしまっていて、もはや発信されることもほとんどないだろうと諦めていた。しかし、その次の世代がこうした記録を残そうとしてくれたことは高く評価して良いだろう。
残念ながら英語版が作られているだけで、日本語のスーパーが施されてはいなさそうだけれど、9月9日（金）あいち国際女性映画祭と9月18日午後に明治大学駿河台キャンパスで開催される日本アメリカ史学会のシンポジウムC「アメリカ占領下日本におけるセクシュアリティ統制の遺産」の中で上映されるようだ。個人で購入しても20ドルらしいが、日本への送料は記述されていそうにない。これまでにも日本では何回か上映されているらしい。気がつくのが遅すぎた。
